SIG P320にWilson Combatグリップを搭載したWilson Combat Customが発売予定!
2015年、アメリカ陸軍と空軍の主導に基づき行われた「XM17 Modular Handgun System (MHS) competition」では、米軍正規採用ピストルとして長きに渡り米軍が採用したBeretta M9の後継となる、新たなモジュラーハンドガンシステム(MHS)の選定が実施されました。
数多くの銃器メーカーが参入したトライアルを見事に勝ち取ったSIG P320 M17/M18は、陸軍・海軍・空軍・海兵隊・沿岸警備隊と5軍全てに採用されるほか、法執行機関にも採用が続いています。SIG P320はその後X-FIVE、LEGION、AXGなどのモデル展開を行い、銃の構成を自在とした、まさにモジュラーハンドガンの傑作と言えます。更にはSIG P320は民間人向けの護身用ピストルとして、現在アメリカ市場において最も高い評価を受けるハンドガンとなっています。
ParaBellum P320 PRO Wilson Combat Custom ガスブロ
以前からSIG Air / VFCから販売されてきたP320は、米軍採用となるM17とM18をモデルとしていたため、マニュアルセイフティー機構が搭載されています。その為アメリカの民間市場で販売されるSIG P320を再現するにはNOVAが製造するX-FIVEフレームを組み合わせるのがP320カスタムの定石となっていましたが、NOVAフレームの製造が終了したため現在は入手困難となっています。
今回発売が決まった、P320 PRO Wilson Combat Custom ガスブロは、M17の4.7インチバレルとM18の3.9インチバレル。そしてスライドカラーを2色の計4種類のラインナップ。グリップフレームはWinson CombatとSIGのコラボレーションモデルで採用される印象的なテクスチャーを再現しており、勿論マニュアルセイフティー機能もオミットされた仕様となっています。
スライドはSIGがカスタムラインとして販売する、大胆な肉抜きが特徴的なPROCUTスライドを組み合わせており、ブロンズカラーとチタニウムグレーの2色を予定しています。トリガーは純正でストレートタイプ、フロントとリアサイトはスチールパーツとのこと。また憶測ではありますが、SIG Airと同一の内部機構が予想されるため、これまでカスタムパーツとして販売されていたパーツ類の組み込みも可能であればユーザー好みのカスタムを行うベースガンとしても最適な存在となること間違いありません。
発売は2023年9月末を予定しており、ORGA Airsoftでも販売ページが整い次第また改めて当店Twitterで告知を行いますので続報をお待ち頂ければと思います。
※2023年9月1日追記
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Wilson Combatとは?
Winson Combatは、アメリカ合衆国アーカンソー州にある銃器ブランド。創業当初は主に1911(ガバメント)ピストルのカスタマイズを行なっており、その自社生産を行うようになりました。アメリカ国内に数多くあるカスタム1911を製造するメーカーの中でもハイエンドブランドとして知られており、Wilson Combatが製造する1911は4000ドル前後が相場となっています。
また、元デルタフォース隊員のラリー・ビッカーズ氏やポール・ランダル・ハウ氏からのアイディアを受けながら、競技射撃用のコンペティションモデルだけではなく実戦で使用するタクティカルユースの銃器開発を行っています。Winson Combatのハンドガンは高額故に軍や州警察の正式採用は難しいものの、特別な予算が認められた組織や個人購入が認められる部隊においてはその使用を確認することもできます。
現在は1911のカスタム以外にも、GLOCKやSIGのカスタムワーク。ARライフルやショットガンのビルドも行なっている、まさにアメリカンクラフトマンシップが光るブランドと言えます。